貯水槽水道・貯水タンクの基礎知識

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FRPの劣化進行

 FRPは軽くて強く、また、腐食せず錆びないということで、様々な分野で利用されています。
もちろん、私たちの生活を支える水を貯水するタンクに於いてもFRPは最も多く使用されています。

 当初、タンクメーカーは「半永久的」なタンクとしてPRしていた時期がありましたが、実際は、思った以上に劣化が進行することがわかっています。 普通、設置後15年程度、直射日光が強い環境で7〜8年程度で劣化が進行し、取り替えなければならないようなケースもあります。

 では一言で劣化と言っても、どのようなメカニズムで進行していくのでしょうか?

 FRP製パネルタンクの場合、樹脂(Matrix)は不飽和ポリエステル樹脂です。 日光に含まれる紫外線はこの樹脂内のエステル結合を切断してしまいます。 また長い間風雨に晒されるとエステル結合が加水分解されてしまいます。

 要するにFRPは長い時間をかけて表面の樹脂成分が分解してしまうのです。
表面の樹脂成分が分解されると、強化材であるガラス繊維が次第に露出してきます。
樹脂の分解が進行するとFRP表面がキラキラと輝いて見えたり、触れると皮膚にチクチクすることがありますが、それは強化材であるガラス繊維が露出・飛散しているのです。

 そうなると、勿論周辺環境にとっても良いことはありませんし、FRP自身の強度も低下していきます。 一度その様な状況に陥れば、劣化は加速度的に進行し、遂にはタンクの破裂を引き起こすことさえあるのです。



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